みなさんは「シーズニング」という言葉を聞いたことがありますか？

シーズニング＝粉末調合調味料は、今やおつまみの多様性に欠かせない存在となっています。
今回は「おつまみ専門店 平光商店」の大野さんにその関係と、シーズニングの魅力を教えていただきました。

▼おつまみ専門店 平光商店とは?
「ご褒美おつまみサブスクnohaco」の監修店。1918年に手焼き煎餅の店として創業。戦後、岐阜市柳ヶ瀬商店街を中心とした花柳界に高級米菓を卸し始めた事をきっかけに、現在のおつまみ専門店へと繋がりました。その名残からあられや海苔巻き、おせんべいといった伝統的な米菓から進化系おつまみまで数多く扱っています。
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シーズニングとは？

シーズニングとは、スパイスや香料などの粉末混合調味料のこと。
身近なものだと、スーパーなどで見かける「食材にまぶすだけ」でタンドリーチキンや香草焼きができるものがありますね。

実は、シーズニングは料理だけでなく、スナック菓子、米菓、粉末スープ、ドレッシング、お総菜などあらゆる加工食品に使われていて、とても身近な存在なんです。

シーズニングで広がる、おつまみの可能性

シーズニングの大きな特徴として、
①粉末であること
②組み合わせでいろんな味を生み出せること
が挙げられます。この特徴が、昨今の多様なおつまみ開発にも大きく関わっているのです。

①粉末であること

醤油やマヨネーズなど、液体のものも粉末にすることができます。
これにより、食材を液体で湿らせることなく、味に深い旨みや風味を加えられるようになりました。
加熱、冷凍して失われてしまう風味を補ったり、乾燥した食材にもいろんな味付けをできるようになったりと、保存方法や加工方法に広がりが生まれたのです。

②組み合わせでいろんな味を生み出せること

シーズニングは、スパイスや香料、調味料をパウダー化して組み合わせることで、さまざまな味を生み出すことができます。
自分で配合するには難しいスパイスや手に入りづらい材料も、シーズニングを使うことで気軽に本格的な味わいを楽しむことができるようになりました。

このように、シーズニングの進歩によって和・洋・中、あらゆる味の加工品が作れるようになり、料理はもちろんおつまみにも多様性が生まれるきっかけとなったのです。

次々と生まれる「変わり種」シーズニング

今や、シーズニングは多様性の時代。

シーズニングメーカーは、世界中からスパイスを取り寄せたり、流行りの料理の味や香りを研究したりと、本格的なシーズニングを次々と生み出しています。

「カレー」「わさび」「ガーリック」などのポピュラーな調味料風味、
「焼き鳥」「明太子」「たこ焼き」といった料理の再現、
さらには「味噌カツ」「手羽先」「ブランド果実」などピンポイントな味わいを再現したものまで登場しています。

シーズニング作りは、求める味を論理的かつ感覚的に組み合わせる「科学」の分野。
専門の調香師＝フレーバリストと呼ばれる人たちが香りや味の再現に活躍しています。

この職人技とも言える味覚や嗅覚、感性によって、さまざまなシーズニングが誕生しているんですね。

シーズニングが楽しめるおつまみ紹介

ここで、そんなシーズニングの良さが引き立つ、厳選おつまみをいくつかご紹介します。

カレービンズ

ごぼうサラダおかき

複数のスパイスを調合した本格的なカレーパウダーを使った「カレービーンズ」、まるできんぴらごぼうを食べているかのような味わいを加えた「ごぼうサラダおかき」。これらのおつまみもシーズニングによって味に個性が生まれています。

わさび海老せん

博多ハイカラピー

国産わさびのツンと鼻に抜ける香りが生きた「わさび海老せん」、明太子の旨みとピリッとした辛さが見事に再現された「博多ハイカラピー」も、シーズニングによる再現度の高さに驚く逸品です。

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もちろん、シーズニングを使ったおつまみだけでなく、酒の肴にぴったりの伝統的なおつまみや、ハイクオリティなおつまみもご用意しております。様々なおつまみのストーリーにふれながら新しい出会いに感動していただけたらと思います。
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