nohacoのおつまみを監修している「おつまみ専門店 平光商店」。

5代目店主 大野さんは「おつまみバイヤー」として全国各地の上質でおいしいおつまみを日々開拓しています。

この【バイヤー日記】は、大野さんにおつまみとの出会いやこぼれ話を語ってもらうシリーズです。おつまみ開発の舞台裏や、生産者さんのお話など、ここでしか聞けない興味深いお話をたくさん教えていただきます。

ドライフルーツの世界は、奥深い！

爽やかな酸味と自然な甘さ。

ドライフルーツは、キリッと冷えた白ワインやシャンパンのよい相棒で、特に蒸し暑い日にはぴったりのおつまみです。

実は、ドライフルーツ業界は「ドライマンゴーだけの専門商社」が存在するほど奥深いのです。

一種類のフルーツでも、品種や産地、形状や加工方法もさまざまで、広大な裾野をもつジャンルなのです。

おつまみバイヤーにとっては、似たような商品の流通が多く、これは！という逸品に中々出会えないことが悩みの種です。

nohacoでも、もっとたくさんのドライフルーツを扱いたいと思っていますが、こだわりが強すぎて、なかなか品数が増えません（笑）。

ドライフルーツ業界の変化

昔は、ドライフルーツといえば輸入品が大半でした。

漂白されてやたらと綺麗なフルーツに、砂糖がたっぷりまぶしてあり、外国語のパッケージに包まれているものばかり…。

国産のドライフルーツをよく見かけるようになったのは、10数年ほど前からです。

しかし、中には驚くほど高価格のものや、値段に見合わない品も散見されるようになりました。

国産が高価格なのは、加工の丁寧さ、検品精度の高さからくる歩留まりの悪さなど、確かにそれなりの理由はあります。また、「ブランドにしたい」「価値をわかってもらいたい」という生産者の気持ちの表れでもあるでしょう。

すべての製品がそうではないですが、当時は「国産ドライフルーツ」という目新しさや話題性だけが先行しがちでした。駆け出しの頃の私は、そういった事に惑わされない目利きが問われるジャンルだなと感じたものです。

nohacoで扱うドライフルーツの条件は、とっても厳しい

そこで、自己流にドライフルーツを見極める基準を決めてみることにしました。

「美味しさ」「珍しさ」「砂糖の使用量」「産地」「加工方法」「原材料」「適正価格」…。そして何より「無添加無着色」であること。

「できる限り無添加のものを扱いたい」との思いでおつまみを選んでいるため、ドライフルーツは無添加無着色にこだわっています。

ドライフルーツは保存料など不使用でも長期間の輸送、保管が可能な大変優秀な食品です。

近年では、輸入品にもそのような商品が出回り始めていて、ドライフルーツ業界は、ますます進化していきそうです。

こんな厳しい選定条件のため、なかなか新しく取り扱う商品が増えませんが（笑）、

nohacoで扱うドライフルーツはそれだけ自信を持っておすすめできるものばかりです。

nohacoを代表する、おすすめドライフルーツ

中でも「干美蜜柑」と「コスタリカ産ドライパイナップル」は、nohacoのドライフルーツの価値観を代表する品です。

干美蜜柑

すべての原材料が国産である上に、口に筋が残らない丁寧な下処理からも国内生産の良さが表れています。

また、砂糖は使い方や量、種類を吟味して的確に使われていることもポイントです。

北海道産のてんさい糖を、抗菌作用や酸味とのバランス、皮の渋みを抑えて味を調えるために使っています。さらに表面を薄くコーティングして硬度を上げることで破損を防ぎ、品質向上と無駄な価格の上昇を抑えています。どこをとっても隙がない逸品です。

コスタリカ産ドライパイナップル

コスタリカは国策としてパイナップルの高品質化に取り組んでおり、その甘みと酸味のバランスは世界随一です。その素晴らしさを活かすため余計な手を入れず、原材料はパインのみ。素材の良さをそのまま見事に体現したドライフルーツです。

また、nohacoでは「チャンク(ぶつ切り)」という形状を採用。輪切りパインは見た目が良いですが歩留まりが悪く、包装形態を選びます。同等の品質でより手に取りやすい価格を実現するため、チャンク形を採用しました。

「おいしい」という最優先事項をクリアし、さらに先ほどの数ある基準を満たしている非常に優秀なnohacoのドライフルーツたち。

今後も新しい商品が登場しますので、ぜひご期待くださいね。

バイヤーが厳選したおつまみが届く「ご褒美おつまみ定期便 nohaco」

バイヤー日記で紹介したおつまみのほか、全国から厳選した350種類のおつまみの中からあなたにぴったりの商品をお届けします。「ご褒美おつまみ定期便  nohaco」をもっと知りたい方はこちら。