おつまみマガジン
うんちく

「どぶろく」と「にごり酒」の違いとは?

この記事をシェア
  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
「どぶろく」と「にごり酒」の違いとは?のサムネイル

目次

酒店や居酒屋でも見かける「にごり酒」と、あまり口にする機会はないけれど似ている「どぶろく」。

どちらも白くにごり、とろみのあるお酒ですが、何が違うのでしょうか。

今回はそんな「どぶろく」と「にごり酒」の違いをわかりやすく解説します。

違いは「濾す」か「濾さない」か

実は、どぶろくとにごり酒の原料は同じ。どちらも米・麹・酵母・水でできています。

では、何が違うのか?というと製造する際に「濾す(こす)」工程があるか無いかだけなんです。

日本酒は、原料を発酵させて「もろみ」を作り、そのあとに「搾り・澱引き」と呼ばれる工程で「もろみ」とか澱(おり)を取り除きます。

どぶろくはこの「搾り・澱引き」を省いて作られているのです。

一方、にごり酒は「搾り」の過程はあるものの、「澱(おり)」を完全に取り除かず残しているため、白く濁った日本酒になるという訳です。

「濾す」ことで、何が変わる?

「濾す」という工程の有無、その度合いによってお酒にどのような変化があるのでしょうか?

味の変化

どぶろく

原材料がそのまま残っているため、お米の甘みや旨みが強く感じられる。固形分が残り、トロリとした口当たり。

にごり酒

澱が残っているため、清酒よりもクリーミーで甘みがある。澱を残す量によって「あらごし」「うすにごり」など呼び方が変わり、フルーティーなものや酸味があるものなど風味も幅広い。

分類の変化

「濾す」過程を含むかどうかでお酒としての分類も変わります。

「濾さない」どぶろくは、酒税法により「その他醸造酒」に分類されます。

にごり酒はもろみが残っていても「濾す」過程を含むため「清酒」に分類されるんです。

買って飲む分には、分類はあまり関係ないかもしれませんが

自家製どぶろくを作ることは、現在は酒税法で禁止されていますのでご注意くださいね。

「どぶろく」の味わいと合うオススメおつまみ

どぶろくはその見た目や製造方法から「濃い」お酒と思われがちですが、

お米の味わいがしっかり感じられるため、鍋料理や煮物など、コクのある料理にぴったり。

お米の風味と親和性の高い和風のおつまみがオススメです。

永平寺寒干大根たまり漬

大根を縦に細長く切って干した「割り干し大根」を、甘辛いたまり醤油で漬け込みました。歯応えとたまり醤油の香りが印象的です。たまり醤油独特の奥深い甘辛さが、どぶろくの自然なお米の甘味を引き立ててくれます。

牛せん

国産もち米を使用し、昔ながらのせいろ蒸しと杵つきで仕込むあられ生地。そこに牛肉そぼろをたっぷり混ぜ込んで揚げました。牛肉の風味を、シンプルに塩胡椒だけで引き締めた、少し濃いめの味付け。噛みしめるたびに牛肉由来のジューシーな旨味がじわじわと染み出します。同じお米由来の「牛せん」と「どぶろく」は相性ぴったりです。

「にごり酒」の味わいとオススメおつまみ

にごり酒はさまざまな味わいのものがありますが、甘口でクリーミーなものが多いため

白身魚のようなあっさりした料理や、マリネやサラダのような甘酸っぱい料理と合います。

優しい甘さの洋菓子とも意外にマッチするので、ぜひ試してみてください。

たらば風味 梅の花

鱈のすり身をベースに、そこにカニ肉をたっぷり加えて薄くスライス。ほんのり香る梅風味のおかげで、すっきりと爽やかな後味です。鱈やカニの旨味や甘みを引き立てるために、かすかに塩味を効かせた絶妙な味わい。梅のまろやかな酸味は、優しい甘さのにごり酒によく合います。

北海道産ミルクを使ったさくさくチーズスティック

北海道東部産の牛乳を濃厚なチーズに加工。じっくりと素焼きにした、サクッと軽い食感のチーズスティックです。濃厚で豊潤なチーズの風味が、口いっぱいに広がります。コクのあるチーズの味わいは、やや酸味のあるものやスパークリングのにごり酒と合わせるのがオススメです。

日本酒に合うおつまみが届く「ご褒美おつまみ定期便」

今回ご紹介したおつまみは、「ご褒美おつまみ定期便  nohaco」で提供する350種類以上のおつまみから選定しました。

nohacoは、日本酒のほかにも、洋酒やワイン、ビールなどに合うおつまみを多く取り揃えています。

「自分に合うおつまみが知りたい!」という人は、nohacoの無料おつまみ診断でチェックしてみてください。

おつまみ診断をやってみる

いいねと思ったら
フォローをお願いします

  • LINE
  • Twitter
  • Instagram

最新情報をお届けします

AI診断で好きな味が届く
ご褒美おつまみ定期便