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スルメ・サキイカはもう高級品?イカの漁獲量が激減しているわけ

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目次

日本人に愛されるイカ

イカ刺し、イカフライ、するめ、ゲソ焼き、、、その触感と特有の旨味でイカは日本人に長年愛されてきた海産物です。

それはデータにも顕著に表れており、日本人のイカの消費量は1950年代以降、2000年頃まで概ね50万トン水準を維持してきました。これほど長期にわたって高い漁獲水準を維持した水産物は他になかなかありません。

イカは日本の食生活を長きに渡り支えてきた食材なのです。

今回は、そんなイカにまつわる問題について、おつまみ専門店 平光商店の大野さんに教えていただきました。

▼おつまみ専門店 平光商店とは?
「ご褒美おつまみサブスクnohaco」の監修店。1918年に手焼き煎餅の店として創業。戦後、岐阜市柳ヶ瀬商店街を中心とした花柳界に高級米菓を卸し始めた事をきっかけに、現在のおつまみ専門店へと繋がりました。その名残からあられや海苔巻き、おせんべいといった伝統的な米菓から進化系おつまみまで数多く扱っています。
▶ 平光商店の目利きについて詳しく知る

料理としておつまみとして、イカと日本の食文化との関わり

「イカ刺し」など生で食べるのも美味しいですが、煮込み、焼き、揚げ、干し、などどんな調理をしても美味しいのもイカの魅力です。またその独特の風味と噛めば噛むほど旨味があふれる身の特性から“おつまみ”として長年愛されてきた側面もあります。

イカのおつまみとしてまず思い浮かべるのはやはり「さきいか」でしょう。当店の過去販売数量を見てもさきいかは不動の人気商品です。

さきいかは主にスルメイカを原料とし、開きにした状態(これを「だるま」と呼びます)にし、味付けと焙焼、細く裂いて作ります。昔は手作業で裂いていましたが、戦後、自動裂き機が開発されると大量生産が可能になり価格は一気に下落。庶民の味方、行楽や晩酌のお供の定番となりました。

他にも当店で過去に扱ったイカ珍味には各種和え物や塩辛、ゲソ焼、酢いか、のしいか、イカ天、するめソーメン、焼とんび(イカの口部分)等々があり、これらジャンル内にさらに種類が存在するほど全国津々浦々、実に多種多様です。

メイン食材としてだけでなく、イカで作る魚醤「いしり」で味付けしたり、旨味エキスたっぷりのすり身を混ぜて個性的な珍味あられを作り出したり。使い方も色々、創意工夫がモットーとも言える珍味業界とは相性が良く、大変重要な食材だったのです。

また、「豊富で安定した漁獲量」「冷凍しても劣化しにくい」「水分を抜くと軽く薄くなり運搬性・保存性が良くなる」など経済合理性まで兼ね備えており、これらの性質も相まって、古来より神事の供物として、そして現代では駄菓子から高級和食まであらゆるシーンで使用され、私たち日本人の食文化と長く、そして深く関わってきたのです。

漁獲量が急激に減ったイカ、その原因とは?

そんな長年日本人に愛されてきたイカですが、21世紀に入りイカの漁獲量が年々減ってきています。

全国いか加工業協同組合のデータによると、2000年には約33万トンあったスルメイカの水揚げ量が2018年には約4万7千トンと、約20年で8分の1までに減少しています。

イカはなぜここまで急激に漁獲量が減ったのでしょうか?その原因は「地球温暖化」と「他国との海洋資源争い」にあります。

温暖化で海水温が低くなる?温暖化とイカの卵の孵化率の関係

イカの不漁の原因として第一にあげられるのは「地球温暖化」です。

地球温暖化による海洋環境の変化で北極の氷が溶け、その影響で北欧・ロシアにまたがるバレンツ海の上で高気圧が発生。この高気圧の影響で北極から寒気が日本に吹きやすくなります。すると局所的に日本のまわりが寒冷化し、「地球温暖化なのに日本の海水温は低下」という言葉にすると不思議な状況が起きています。

スルメイカの産卵には19~23度が適温とされています。つまり温暖化で低くなった海水温は悪影響で、北海道・東北を中心にイカの産卵場所が縮小しており、結果イカの漁獲量減少につながっています。

他国との海洋資源争いと進まない法整備

温暖化の他に、イカ不足を加速させているのが中国や北朝鮮の漁船による違法・無報告・無規制(IUU)漁業です。

日本海にはイカの漁場が多くあり、有名な漁場だと能登半島沖にある「大和堆(やまとたい)」や、北海道の西に広がる「武蔵堆(むさしたい)」などがあります。

どちらも日本のEEZ(排他的経済水域)内にあり、そこで漁獲するには日本からの許可が必要なのですが、中国や北朝鮮の漁船が無許可に侵入・漁獲するケースが後を絶ちません。乱獲は海洋の環境を悪化させる要因であり、国による資源管理をより難しいものにしています。

資源を守るため、国ごとに漁獲枠の割り当てを決めるなど模索していますが、交渉はまとまっていないのが現状です。

高級になりつつあるイカおつまみ。nohacoにはたくさんのイカおつまみを揃えています

漁獲量の激減に伴い、イカの値段も高騰しています。今までの“庶民の味”といったイメージとは裏腹に、イカの塩辛やイカ刺し、さきいかなどイカを使った料理・商品はどれも高級品となりつつあります。

そんなイカのおつまみですが、nohacoではたくさんのイカおつまみを揃えています。今回はその一部をご紹介いたします。

原材料は国産ヤリイカと食塩のみ「直火炙り製法 千切やりいか」

高級イカとして刺身やお寿司で人気のヤリイカ。国産のヤリイカを直火で焼き上げ、ローラーで薄く延ばすようにほぐし、毛羽立つよう手作業で一口大に千切ったのが「直火炙り製法 千切やりいか」です。

仕上げのひと手間のおかげで、ふわふわの食感が楽しめます。食塩のみのシンプルな味付けなので、ヤリイカ本来の旨味を堪能することができます。

高級な剣先イカを使用した「揚げたて剣先」

アオリイカやヤリイカと並んで高級イカとして知られる剣先(ケンサキ)イカ。肉厚で甘みが強いのが特長です。

その剣先イカの身を一枚ずつ丁寧に引き伸ばし、衣をつけて揚げました。厚みがありながらもスルメのような硬さなく、ふっくら、もっちりとした食感。噛みしめるほどに剣先イカの旨味がじわじわ染み出します。駄菓子屋で見かけるスルメイカ天とは、素材も製法も桁違いな大人の駄菓子です。

今や貴重な国産するめ「長崎県産 焼するめさき」

おつまみの定番「するめ」。実は近年のイカ不漁で、量販店で見かけるものはほとんどが中国産です。しかし、この「長崎県産 焼するめさき」はその名の通り貴重な長崎県産のスルメイカを使用しています。

皮を残したまま焼き上げることで香ばしく、噛めば噛むほどイカの旨味が口の中に広がります。豊かな香りや上品な甘みは国産ならでは。素材の良さを感じてください。

約350種類の中からおつまみをお届け

以上、イカの愛された歴史と最近の漁獲状況についてご紹介しました。

長年愛されているイカなので、なんとか漁獲量を増やしていけるように法整備や環境保全が改善されることを願うばかりです。

今回紹介したイカおつまみはもちろんnohacoで味わうことができます。この他にも美味しいおつまみを取り揃えていますので「自分に合うおつまみが知りたい!」という人は、nohacoの無料おつまみ診断でチェックしてみてください。

▶ おつまみ診断をやってみる

イカ漁獲量データ:全国いか加工業協同組合
https://www.zen-ika.com/ika/data_2_gyokaku.html

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