コマーシャルやお店など、ビールの売り文句としてよく目にする「生」という表記。

この「生ビール」の定義をご存知でしょうか？

お店でサーバーから注がれたものだけが生ビール？

昨今話題となった「生ジョッキ缶」は生ビール？

そんな疑問を解決する「生ビール」の定義について、ご紹介します。

熱処理をしていないビールが「生ビール」

結論から言うと、生ビールとは「熱処理をしていないビール」すべてを指します。

ですから、缶ビールも瓶ビールも熱処理をしていなければ生ビールなのです。

「熱処理」とは、熟成したあとに行う加熱処理のことです。

目的は「酵母の働きを止めるため」と「雑菌の繁殖を抑えるため」で、昔は熱処理をしてからビールを冷やして流通させるのが一般的でした。

しかし、技術の向上によって熱殺菌ではなく「ろ過」によって酵母や微生物を取り除けるようになったことで、熱殺菌を行わず、常温のまま流通できる「生ビール」が主流となったのです。

「生ビール」と「熱処理ビール」の味はどう違う？

生ビールと熱処理ビールは、どちらかが優れているという訳ではなく、それぞれに追求する味わいや特徴があります。

一般的に生ビールは、喉越しやフレッシュな味わいを追求した商品が多く、すっきりとした味が特徴といえます。

一方、熱処理ビールは生ビールより重く、飲みごたえを感じられるものが多い傾向にあるでしょう。

現在は「生ビール」でも「熱処理ビール」でも高い醸造技術によって安全でおいしいビールが作れます。

そのため、製法によって味が変わるのではなく、目指す味によって製法を変えているといえるでしょう。

「生じゃない」ビールはどこで飲める？

日本で流通しているビールのほとんどは「生ビール」に該当しますが、

生ではない「熱処理ビール」は気軽に飲むことができるのでしょうか？

実は、大手ビールメーカーからも「熱処理ビール」は販売されています。

代表的な銘柄は以下の３つです。

• キリンクラシックラガー
• サッポロラガー
• アサヒスタウト

ぜひ一度、「生ビール」と「熱処理ビール」を飲み比べてみてはいかがでしょうか。

生ビールに合うオススメおつまみ3選

生ビールのフレッシュでキレの良い味わいには、塩味の強いもの、ピリ辛のおつまみがよく合います。

わかさぎの唐揚げ

秋田県八郎潟産のワカサギを風味の良い菜種油で２度揚げしてサクサク食感のスナックに。

塩のみの味付けながら、苦味は少なく、ワカサギ特有の旨みと香ばしさが広がる上品な味わいが生ビールの風味を引き立てます。

わさび吹雪

魚肉のすり身にワカメとわさびの風味をプラスした創作珍味。

魚肉の甘い味わいの後に爽やかなわさびの風味が広がります。わさびのほどよい辛さが生ビールにぴったりです。

スパイシーチーズカレースナック

複数のスパイスを調合した和風カレーだれに、せんべいを漬け込んで焼き上げました。

仕上げにゴーダチーズと、チェダーチーズをまぶしてまろやかさをプラス。さらにブラックペッパーが効いたスパイシーなせんべいは、生ビールとの相性抜群です。

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